来年度から要支援や要介護度1に提供される新予防給付は科学的根拠に基づいた介護予防効果があるサービスということで、筋力トレーニングやバランストレーニング(転倒・骨折予防)等の運動器の機能向上、口腔機能向上、栄養改善が挙げられている。筋力トレーニングについてはモデル事業の様子が多々報告され、マシントレーニングでは確実に効果があったのは50%くらいらしい。逆に体調が不良やADLが低下した場合もあり、推進する専門家はやり方に問題があるか、やるべき対象を間違えているのだと言っている。
北海道はマシントレーニングと非マシントレーニングを比較検討し、非マシントレーニングの効果はマシントレーニングと遜色ないことから、非マシントレーニングを勧める方針らしい。トレーニングスタッフ養成には理学療法士等が関わり、3日間の研修を行なっている。スタッフには研修を受ければ誰でもなれるのだろうか。5月9日の朝日朝刊によれば、厚労省は新たな国家資格を作らない方針だ。東京都老人総合研究所が2~3月にスタッフの「先生」を育てる「介護予防主任運動指導員養成講座」を開いた。同紙はさらに茨城県は昨年「シルバーリハビリ体操指導士」を設けたと報じている。これは新予防給付には関係ない。発案者の大田仁史前県立医療大学附属病院長は介護保険の中に入れることには反対で、県民一人ひとりが介護予防やリハビリについて学び、「地域ケアシステム」推進事業の中で生かしたい意向である。
口腔機能の向上に関する介護予防は都老人総合研究所の研究結果が土台になっている。重度の要介護者には気道感染予防が主であるが、要支援、要介護1を対象とする場合には歯科医の居宅療養管理指導を活用できないものか。歯科衛生士が訪問してアセスメントし、介護予防は衛生士が、治療は歯科医が行い、咀嚼機能改善を目指す。栄養改善は平成7~10年に厚生省が行なった「高齢者の栄養管理サービスに関する研究」と都老人総合研究所の研究がエビデンスになっている。血清アルブミン値3・5g/dl以下の蛋白低栄養状態のリスク者は老人病院患者の約4割に、在宅ケア患者(福井県)の約3割に観察された。栄養改善も往診や訪問診療を受けている高齢者では主治医の指示で管理栄養士が訪問し、栄養アセスメントして栄養ケアプランを作成、実施できるのではないだろうか。
介護サービス事業所の中には運動器の機能向上に運動指導員の養成をすでに始めているところがある。口腔機能の向上に歯科衛生士を、栄養改善に管理栄養士を確保し始めている事業所もあるだろう。だがか介護認定非該当者対象とする認知症予防、うつ予防、閉じこもり予防や非該当になった高齢者の家事支援(買い物など)等の地域支援事業に関しては動きがみえない。
北海道はマシントレーニングと非マシントレーニングを比較検討し、非マシントレーニングの効果はマシントレーニングと遜色ないことから、非マシントレーニングを勧める方針らしい。トレーニングスタッフ養成には理学療法士等が関わり、3日間の研修を行なっている。スタッフには研修を受ければ誰でもなれるのだろうか。5月9日の朝日朝刊によれば、厚労省は新たな国家資格を作らない方針だ。東京都老人総合研究所が2~3月にスタッフの「先生」を育てる「介護予防主任運動指導員養成講座」を開いた。同紙はさらに茨城県は昨年「シルバーリハビリ体操指導士」を設けたと報じている。これは新予防給付には関係ない。発案者の大田仁史前県立医療大学附属病院長は介護保険の中に入れることには反対で、県民一人ひとりが介護予防やリハビリについて学び、「地域ケアシステム」推進事業の中で生かしたい意向である。
口腔機能の向上に関する介護予防は都老人総合研究所の研究結果が土台になっている。重度の要介護者には気道感染予防が主であるが、要支援、要介護1を対象とする場合には歯科医の居宅療養管理指導を活用できないものか。歯科衛生士が訪問してアセスメントし、介護予防は衛生士が、治療は歯科医が行い、咀嚼機能改善を目指す。栄養改善は平成7~10年に厚生省が行なった「高齢者の栄養管理サービスに関する研究」と都老人総合研究所の研究がエビデンスになっている。血清アルブミン値3・5g/dl以下の蛋白低栄養状態のリスク者は老人病院患者の約4割に、在宅ケア患者(福井県)の約3割に観察された。栄養改善も往診や訪問診療を受けている高齢者では主治医の指示で管理栄養士が訪問し、栄養アセスメントして栄養ケアプランを作成、実施できるのではないだろうか。
介護サービス事業所の中には運動器の機能向上に運動指導員の養成をすでに始めているところがある。口腔機能の向上に歯科衛生士を、栄養改善に管理栄養士を確保し始めている事業所もあるだろう。だがか介護認定非該当者対象とする認知症予防、うつ予防、閉じこもり予防や非該当になった高齢者の家事支援(買い物など)等の地域支援事業に関しては動きがみえない。
著者:つくば市 室生内科医院 室生 勝先生